絵画を技法で分類した時の種類日本画、水墨画、油彩画、水彩画他ある

   絵画の種類に、何がある?

⁂絵画の技法で分類したときの種類

⁂ 絵画の流派で分類したときの種類

⁂ 絵画の題材で分類したときの種類

⁂ 絵画のオリジナリティに基づいた種類があるそうです

絵画の技法で分類したときの種類

絵画技法で分けた場合

*日本画

*水墨画

*油絵

*水彩画

*アクリル画

*ペン画

*パステル画

*版画

*シルクスクリ-ン

*フレスコ画

*テンペラ画

*コラ-ジュ

*デジタル絵画

*鉛筆画

日本画

日本画は、墨や、貝殻を原料とした胡粉(ごふん)、天然または人工の鉱物を砕いて発色させる岩絵の具など、日本特有の素材を使用して描かれています。

どの画材も、洋画に用いられる画材と比較すると感触は緩めで、艶はなくマットな質感に仕上がります。

また、陰影や遠近を強調しない描写で、平面的な作品が多いことが特徴です。

日本画の有名作品としては、東山魁夷の残照(ざんしょう)、横山大観の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)、竹内栖鳳の斑猫(はんびょう)などがあります。

近代日本画の歴史において「東の大観、西の栖鳳」と言われるほどに、このふたりの巨匠はともに東京と京都の画壇をリードし続けた大家として広く認識されています。

ほぼ時を同じくして生まれ、明治、大正、昭和という激動の時代に日本画の高みを極めようと腕を磨いたふたりの天才画家は、何を目ざし絵を描き続けたのでしょうか

水墨画

水墨画とは中国で誕生した墨を使って描かれる絵画、鎌倉時代に日本に伝わりました。

東洋の伝説的な絵画技法で、墨と水というシンプルな画材で描かれます。

墨の濃淡やぼかし、にじみによる表現、筆致や筆圧による技術、構図や余白の取り方といった様々な要素の組み合わせによって、自然、人物、花鳥などが描かれます。

小川憲一豊実描く 鳩と遊ぶ圭

うさぎとヒトシ

油絵

油絵は西洋画の一種で、14世紀後半に確立した画法と言われている。

キャンパスは布のイメ-ジが強いけれど、紙や木、金属や革を使用したりも

画材である油彩絵具の主成分は乾性油で、特徴は透明感と光沢が強い

油彩絵具は粘度が高く、色を載せるときには、画筆のほかにペインティングナイフを使うこともある

世界的に有名な作品は数多くあります、レオナルド.ダ.ヴィンチの(モナ.リザ),フィンセント.ファン.ゴッホの(ひまわり)、

ヨハネス.フェルメールの(真珠の首飾り少女)etc.

水彩画

水彩画は、水を媒体とする透明な絵の具を使用した絵画技法です

水の量を調整することで、色の濃淡や透明度を変えることができて、繊細なグラデ-ションや柔らかな色合いを表現できる

得意な技法です

植物や動物、風景が描かれることが多い

水彩絵具の主顔料は顔料とアラビアガムで、紙に筆で描かれることが一般的

有名な水彩画作品としては、J.M.W.タ-ナーの(トラファルガ-の戦い)、サミュエル.パーマ-の(夜の祈祷の後)、

アルプレヒト.デューラーの(野ウサギ)などがある

アルゼンチン 小川憲一豊実描く 和紙に水彩画

富士山 小川憲一豊実描く 金箔に水彩画

えかきのつまのさとPuertoRico 小川憲一豊実描く 和紙に水彩画

内海大橋 小川憲一豊実描く 和紙に水彩画

日本人は富士山大好き 小川憲一豊実描く 和紙に水彩画

アクリル画

アクリル画は、樹脂を用いて描く画法

水彩画とも似てますが,絵の具の主成分が異なります

水彩絵の具の成分が顔料とアラビアガムであるのに対し、アクリル絵の具の成分は顔料とアクリル樹脂

アクリル画の魅力は、水彩画のような透明感から油絵のような濃厚な塗り重ねまで、水彩画と油絵のいい

とこ取りのような表現ができる

速乾性が高く、キャンパスだけでなく紙.布.木など多様な素材に対応しているのも特徴

アクリル画の有名な作品は、村上隆の(フラワーズ.フラワーズ.フラワーズ),アンディー.ウォ‐ホルの

(マリリン.モンロ-)、ロイ.リキテンシュタインの(ヘアリボンの少女)など

ペン画

ペン画は、その名の通りペンを使用して描く技法

風景画や空想画が描かれることが多く、一般的には黒いインクを用いて紙に描かれます

ペンの細い先を使って、緻密なディテールや繊細な線の変化を表現するのが得意

ペン画で使用されるペンにも種類があり、過去はGペンや丸ペンと呼ばれるペン先が割れたタイプのペンや,、

スク-ルペンが主流でした

最近ではペン先の素材も進化し、プラスチック製で一定の太さの線が描けるミリペンや、金属で筒状のロット

リング製図ペンなどが使用さえている

ペン画の有名作品としては、ジョセフ.クレメント.コルの(A Legacy in line),伊藤彦造の(忠臣蔵),光宗薫の(刑天)

などがあります。

パステル画

パステル画は、顔料を粘着剤で固めたチョ-クのような画材を使って描く技法

紙に描いた後に指で伸ばしたりぼかしたりすることで柔らかい表現ができるのが特徴

パステル画の有名な作品としては、エドガ-.ドガの(休憩する二人の踊り子)、オディロン.ルドンの(バイオレット.

ハイマンの肖像)があります

版画

版画は、木や紙に彫刻などの細工を施して作成した版にインクなどの色を乗せて、それを紙に押し付ける画法

その版の作り方や印刷方法によって、木版画、銅版画、リトグラフ(石版画)、シルクスクリーンなど様々な種類に分類されます。

版画の有名作品としては、東山魁夷の(白鳥の森)、棟方志功の(門世の柵)、葛飾北斎の(冨嶽三十六景)があります

シルクスクリ-ン

特定のデザインを網目の細かいスクリ-ンを通して転写する技法

過去は絹のスクリ-ンが使われていましたが、最近では耐久性に優れた合成織維が使われる

シルクスクリ-ンの魅力は、鮮やかで均一な色彩を高精度に表現できる点

シルクスクリ-ンは、Tシャツやトートバックのプリント技術にも適応される

有名な作品としては、草間弥生の(かぼちゃ)、アンディ.ウォ-ホルの(キャンベルのス-プ缶)、ヒロ.ヤマガタの(レイニーティ)

フレスコ画

壁画の一種です

壁画に漆喰を塗理、漆喰が固まらないうちに水性の絵の具で描いていく

フレスコ画は紀元前からあるとされており、最古の技法とも呼ばれる美術史上で重要な技法

有名な作品は、ミケランジェロ.ブォナロ-ティの(最後の審判)、ラファエロ.サンティの(アテナイの学童)

説明とは違いますが、絵とお茶テレレの壁画は油彩画 小川憲一豊実描く

テンペラ画

顔料に乳化作用を持つ物質を混ぜた絵の具で描いた画

絵の具を乳化させることで鮮やかな色彩を実現できる、そして長期間にわたって美しい色合いを保つことができる

テンペラ画の特徴は耐久性の高さ

有名作品は、レオナルド.ダ.ヴィンチの(最後の晩餐)、サロンド.ポッティチェリの(ビーナスの誕生)

コラ-ジュ

異なる素材やイメ-ジを組み合わせて、一つの作品を構成する芸術的な技法なる

具体的には、写真、絵、文字、布、紙などを切り貼りして、新しい作品を制作することを指します

アパレルや広告などのデザインでも多く使われている

有名作品には、ラウル.ハウスマンの(美術の評論家)

デジタル絵画

パソコンやタブレットなどのデジタルデバイスと、イラストソフトなどのソフトウェアを使って描く絵のこと

アナログ絵のように、紙や画材を直接使うのではなく、画面上で描画を行います

デジタル絵画のメリットは

コストが抑えられる、修正や編集が簡単、手軽に公開・共有できる、様々な表現が可能、 場所を選ばずに描けることなど

鉛筆画

鉛筆で描いた絵

画材:鉛筆(HB,2B,4Bなど)

特長:濃淡や陰影を表現しやすい、消しゴムで修正可能

種類:デッサン、素描、クロッキーなど、目的に応じて様々な種類ある

小川憲一豊実、嘉琳、嘉純描く

さまざまな種類の技法があるようですが、えかき小川憲一豊実に言わすと、描くことは一緒で、素材が違うだけだそうです

つまは描かないのでなにもわからない、えかきにもっぱら文句をちりばめるのみ

とっても不機嫌になる小川憲一豊実

次回は流派で分類した時の種類を書いてみたいと考えてます

小川(松ノ下)マリアイネス拝

赤い薔薇
小川憲一豊実描く
和紙に水彩画