えかきという生き物は、特に小川憲一豊実は、何に対しても譲らない。

譲らないとは、頑固さ、信念,不

器用さ、

でも

誠実さをそなえた人のことだ

と思う。

 

えかきのつまは、このえかきと、

よく五十年近く共にしてきたこ

とを、

ときどき不思議に思うのである。

 

結婚生活の半分は、

三人のこどもたちが、社会人になる

までは、

無口を徹底したえかきのつまで

あった。

だが後の半分は、

やはりアルゼンチン生まれ、育ちの

えかきのつまは。

こどもたちも巣立ち、二人だけに

なった今では、

言いたいこと言うつまになった。

 

その結果、

えかきは不満だらけである。

 

えかきの意見と違っていたら、も

う大変。

日本人の夫に、九歳も年下なのに、

「俺に対する態度か」と、

瞬間湯沸かし器のように爆発する。

 

反抗すると、

外国育ちのつまには理解不能なこ

とを発する。

本心かどうかわからないが、

多くの男性が口にするようなセ

リフ、

「出て行けと」と言葉を飛ばす。

 

https://artgraph.jp/blogs/artlog/claude-monet-personality-episodes#:~:text=

 

常に思うことがある。

京都生まれ育ちのえかきの夫は、

床の間は自分流。

えかきのつまは、京風にすっきり

が好み。

だが、そうはいかないのが現実で、

つまの不満が募るのである。

 

 

絵とお茶テレレ,画廊喫茶も

足の踏み場がないほどに絵が飾られ

ている。

 

夜中、寝室からトイレに行くとき、

必ずつまは足に何かをぶつけ、

躓く。

そして思うのだ。

 

 

えかきが描いた絵を全部見てもら

いたい

その気持ちは、理解できないわけ

ではない。

けれど、

見る人も多すぎて、疲れてしまう

のである。

 

絵を描くのに、

空間がどうのこうのと言うのなら、

飾りつけにも、そうして欲しい。

それがえかきのつまの願望だ。

 

だが、

えかきの頑固さには、参ってし

まう。

 

生活できるだけしか売れなくとも、信念を

持って、誠実に

ず~と好きな絵を描いてこれたこと。

それには、皆さまにいつも感謝し

ている。

 

えかきには、不品用さがある。

絵を描くことには器用だが、

世間を渡っていくのには、とても

下手だ。

 

プライドが先立つのか、

嫌われていい、

絵は売れなくてもいい。

そう言って、頑固に自分の意見

を通す。

 

「芸術家が言いたいことを、言わな

くてどうする」

そう言って、つまに歯向かう。

 

つまは、不平不満ばかり言ってい

るようだが、

絵に関しては、一言でいうならば、

凄いの一言である。

 

けなしては、ほめたたえる

それが、えかきのつまである。

 

https://ekakinotsuma.com/the-artist-who-turned-the-floor-into-a-gallery-and-his-wife-maria-ines-who-is-crying-over-cleaning/

 

小川(松ノ下)マリアイネス拝

投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。
    19歳でえかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚して来年には金婚式を迎えます。お勤めの方たちの妻とは違いまして金銭的には色々あった人生です。しあわせだったか、しあわせでなかったかはあの世へ行く瞬間にしか分からないと母親がいってました。
    価値観は個々違いますが、自分ではしあわせだと思っております。
    喧嘩を一回もしたことのないご夫婦も存在しますが、私たちは毎日のように京都育ちのえかきとは意見は合わずその違いで議論になることは多々あります。
    このような絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いします

    小川(松ノ下)マリアイネス拝