つまが観察した目線、小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)の日常

えかきは好きな時間に起きて朝はマテ茶片手にその日が始まります

光の入り方で「今日は描けそう」と思う瞬間もある
散歩中や畑仕事で見た雲から新しいアイデアが生まれたりする
絵とお茶テレレのお客さんの言葉がヒントに
昔の思い出が自然に筆を動かしたりも

うちの絵描きは、キャンバスだけでは満足できません。
畑で野菜や果物を育て、日本ミツバチまで飼い始めました。好奇心旺盛で「ちょっと試してみよう」が口ぐせ。
住んでいる地域で高校生や、中、小学生とさらには外国からの民泊の子たちまで巻き込んでしまいます。絵具を置けば釣竿を持ち出し子どもたちを連れて海へ。

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好奇心の広さは年齢も国境も関係ないようです。


絵とお茶テレレの庭
ある日、バナナを見つめていたので「それで何をするの?」と聞くとーー
「芽出ししてみる!」
と真顔で答えました。
私は思わず笑ってしまいました。
「そんなの見たことないよ」と。

けれど、きっと彼の頭の中では、すでに絵と同じように新しい世界が広がっているのでしょう。
種もないバナナから芽を出そうとしているのです。
やれやれ。絵を描くときと同じで発想はいつも常識を飛び越えていきます。
次は一体、何を芽出しする気なのかーー私のほうがワクワクしています。
畑に絵に釣りに子どもたち。毎日が実験と冒険のようです。今日も誰かを巻き込んで、くすっと笑わせてくれることでしょう。
小川(松ノ下)マリアイネス拝


