下駄の行列

https://donkenart.com/good-at-drawing-doesnt-necessarily-mean-good-personality/

 

 

 

 

下駄で歩き出すと、子どもたちがぞろぞろついてくる。

 気がつけば大人も混じって、ちょっとした行列になる

懐かしそうに、下駄の話をする。

キュラソーやカラカスで、

下駄に履き替えて歩き出すと、子どもたちがぞろぞろついてくる。

気がつけば大人も混じって、ちょっとした行列になる。

 

絵を描き始めると、今度はぐるりと囲まれて、

景色が見えないほどになる。

 

私はその様子が可笑しくて、つい笑ってしまう。

けれど彼は、まるで当たり前のように筆を動かしている。

そんなふうに楽しそうに話していたのに、

 

私がいろいろ聞くと、

「もう覚えてない」

と、急に拗ねる。

 

さっきまであんなに話していたのに。

——と思っていると、

今日はテレレのオープンの日。

「掃除しとけ」

 

と、急に命令口調になって、

えかきは門を開けに出て行った。

 

下駄の話は、まだまだある。

どの話も面白くて、

 

どこで切って、いつ出すか、悩んでしまう。

まあ、またそのうち話し出すだろう。

 

Artist’s wife’s life 🎨

Living on a small island in Japan

Gallery café 絵とお茶テレレ

Writing a blog about art & life

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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