「下駄は濡れへん」|京男の知恵と雨の日の暮らし」

 

https://donkenart.com/are-all-people-the-same-are-all-people-different-drawingkenichi-ogawahoujitsu-is-stubborn/

 

娘とえかき

 

 

雨の日に

えかきが下駄を履こうとしていた。

 

「濡れるでしょう?」と私が言うと、

 

えかきは平気な顔で言った。

 

「下駄は濡れへん。」

 

どういう意味か

よくわからない。

 

けれど本人は

とても真面目に言っている。

 

確かに

足は少し高いところにある。

 

だから

靴よりは濡れないのかもしれない。

 

京男の、昔からの知恵なの

だろうか。

 

そう言いながら

今日もえかきは

 

カタコト

カタコトと

下駄で歩いて行った。

 

https://ekakinotsuma.com/a-kyoto-artist-travels-to-argentina-after-45-days-on-a-boat-wearing-geta-sandals/

 

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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