小さな出来事は人生に影響する、えかきになった訳

小さな選択が、一生を変えることがある。

小さな出来事が人生を変えることもある

 

人生は、不思議なものです。

「あの時、違う道を選んでいたら今はどうなっていただろう。」

そんなことを考えたことはありませんか。

えかきは高校受験の時、本当は好きだった女の子と同じ高校へ進学したかったそうです。

もしその願いが叶っていたら、美術高校を受験することはなかったかもしれません。

そうなると画家にもなっていなかったでしょうし、私と出会うこともなかったでしょう。

人生は、本当に小さな出来事で大きく変わるものなのだと思います。

 

 

 


ふてくされながら受験した美術高校

 

第一志望には行けず、幼稚園からの親友と一緒に日吉ヶ丘高校美術科を受験しました。

本人に聞いても、当時はそれほど深く考えていたわけではなかったようです。

子どもの頃から絵では何度も賞をいただいていましたが、「絵描きとして生きよう」と決意した時期は、私も知りません。

人生とは、後から振り返って初めて意味が見えてくるものなのかもしれません

 

 

 


サラリーマンより絵描き

 

結婚後、一度は宝石の営業の仕事にも就きました。

けれど、サラリーマンという生き方は、どう考えても主人には向いていませんでした。

相談された記憶も、あまりありません。

気が付けば、「絵で生きる」という道を選んでいました。

その後も何度か、「描き続けるべきか」と悩んだ時期はあったと思います。

私は「どうにかなるさ」と思う性格ですが、几帳面なA型の主人は、眠れない夜もあったのではないでしょうか。

 

 


えかきのつまになって50年

 

ある教育者の方から、

「奥さん、家計簿はつけなさい。」

と言われたことがあります。

私は思わず笑いながら、

「収入より出費の方が目立つので、びっくりするからつけません。

と答えました。

もちろん冗談ですが、毎月決まった給料がある生活ではありません。

入らない月もある。

また入らない月もある。

そして、たまに入る。

そんな生活を50年近く続けてきました。

経験した人でなければ、この感覚はなかなか想像できないかもしれません。

 

 

 


筆一本で子どもを育てた

 

芸術家の友人が、子どもたちによく話していました。

「お父さんは筆一本で三人の子どもを育てたんだよ。それは本当にすごいことなんだ。」

その言葉は今でも心に残っています。

絵描きの妻は大変でしょう、と言われることもあります。

反対に、「いいですね。」とうらやましがられることもあります。

そんな時は心の中で思います。

「では、えかきのつまになってみますか?」

そう聞くと、多くの方は笑って黙ってしまいます。

私は、のんびりした性格だったから続けてこられたのかもしれません。

 

 

 


何でも描く画家

 

主人、画家・小川憲一豊実は、一つの画材にこだわりません。

水彩画、油彩画、水墨画、日本画。

さらに和紙、キャンバス、木、板、ガラス、鏡、テーブルなど、描けるものには何でも描いてしまいます。

画材は違っても、「描く」ということは変わらない。

その時に一番表現したいものを、その画材で描くだけなのです。

 

 

 


好きこそ物の上手なれ

 

一般的に絵描きは頑固で個性的だと言われます。

主人も例外ではありません。

時には「もう少し柔らかくならないものかな」と思うこともあります。

すると子どもたちは笑いながら言います。

「母君が選んだ旦那でしょう。」

そうでした。

忘れていました。

でも、一つだけ確信を持って言えることがあります。

主人は幸せだと思います。

好きなことを仕事にし、今も毎日絵を描き続けています。

人生には苦労もあります。

それでも、自分の好きな道を歩いている人は、やはり幸せなのだと思います。

あの高校受験の日。

ほんの小さな出来事が、一人の画家を生み、私たち夫婦を出会わせました。

人生は、本当に何がきっかけになるかわからないものですね。

 

 

 

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。
    19歳でえかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚して来年には金婚式を迎えます。お勤めの方たちの妻とは違いまして金銭的には色々あった人生です。しあわせだったか、しあわせでなかったかはあの世へ行く瞬間にしか分からないと母親がいってました。
    価値観は個々違いますが、自分ではしあわせだと思っております。
    喧嘩を一回もしたことのないご夫婦も存在しますが、私たちは毎日のように京都育ちのえかきとは意見は合わずその違いで議論になることは多々あります。
    このような絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いします

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス拝

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