えかきの生き方は特別、つまはついて行くしか選択肢が無いような人生?

絵描きの夫と金婚式を迎えて歩んできた妻が語る本音

何を基準に人生を見るかで価値観は違います。

 

 

だから、何が正しいとも、何が幸せとも簡単には言えません。

 

1947年生まれ、昭和22年生まれの亥年。

 

 

50年以上連れ添ったつまから見たえかきの印象を一言で表すなら、「強情」です。

 

知り合った頃の私は無口でした。

 

何を言われても口答えなどせず、ただ黙って聞いていたものです。

 

 

けれど今は違います。

 

子どもたちはそれぞれ社会人となり、自分の人生を歩んでいます。

 

夫婦二人だけの生活になり、一緒に過ごす時間は圧倒的に増えました。

 

子どもたちの前では、できるだけ言い争いをしないようにしてきましたが、今はそうもいきません。

 

アルゼンチンで生まれ育った私は、自分の考えを口にすることが当たり前の環境で育ちました。

 

日本で暮らした年月の方が長くなった今でも、「三つ子の魂百まで」という言葉を実感します。

 

私が何か意見を言うと、えかきは時々「喧嘩を売っている」と受け取ります。

もちろん、そんなつもりはありません。

ただ自分の考えを伝えているだけです。

 

すると、

「9歳も年上の僕に向かって、その口の利き方は何だ」

と怒ることもあります。

 

 


 

世間では、

「先生は優しい方ですね」

と言われます。

 

確かに優しいところもあります。

 

でも、ほぼ24時間一緒に過ごしてきたつまとしては、時にはムカッとすることだってあります。

 

SNSでは「えかきのつま」として発信していますが、いつか他の芸術家の奥様にも会ってみたいものです。

 

周りを見渡すと、なぜか芸術家の妻は途中で去っていることも少なくありません。

 

やはり個性的すぎるのでしょうか。

 

以前、えかきの義妹がこんなことを言っていました。

「自分が上手だと思えなければ、えかきとしては生きていけない。」

なるほどと思いました。

 

きっと絵えかきに限らず、どんな仕事でも多少の自信がなければ続けられないのでしょう。

 

 


 

縁があって一緒に人生を歩いているのですから、大切にしたいと思っています。

 

文句を言うことはあります。

 

でも結局、私はついて行くのでしょう。

 

今さら別の生き方を選ぶには遅すぎる気もしますし、考えてみればつま自身も好きなように生きさせてもらっています。

 

 

 


えかきは京都生まれ、京都育ちです。

 

子どもの頃は自由に育ったように見えますが、意外とそうでもありません。

 

四条河原町へ出掛ける時には、お父様に顔を拭かれ、髪を整えられ、蝶ネクタイまで付けさせられたそうです。

 

スリッパで外へ出ることも許されなかったとか。

 

その反動なのか、今では服装に全く頓着しません。

 

あまりにも同じ服ばかり着ているので、

「まだその服着てるの?」

と何度も言うのですが、10回ほど言ってようやく重い腰を上げます。

 

しかも文句を言いながら。

窮屈なのが苦手なのでしょう。

 

 


 

亥年だからかしら?

そう言いかけると、同じ亥年の友人に怒られます。

「みんなが同じじゃない!」

 

確かにその通りです。

でも怒るところは共通しているかもしれませんね。

 

調べてみると、亥年の性格には良いことばかり書いてあります。

正直者で誠実。

情に厚く、優しい。

前向きで情熱的。

少しうっかり者なところもあるけれど、それが愛嬌。

本当にそうならいいのですが。

 

そう思いながら、今日もため息をつくつまであります。

ちゃんちゃん。

おしまい。

小川マリアイネス

 

 

 

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「のんびり生きるという選択」

 

「プラス思考の人はマイナス思考の人のためにならない?」

 

「後悔のない人生にしたい」

 

「売れない日も悪くない」

 

「世の中を知らなくてもいい」

投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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