1956年生まれのえかきのつま、1956年の映画『雑居家族』を見る

1956年というと、えかきのつまが生まれた年。
そして今年、古希を迎えました。
70年も昔の映画を、えかきと一緒に見ました。
私は白黒写真が大好きなので、もちろん白黒映画も大好きです。
ただ、普段は日本映画をそれほど進んで見るほうではありません。
でも、えかきが、
「これは見たほうがいいよ」
と言うので、今回は「NO」ではなく「SI」。
たまには旦那さんの言うことにも「YES」
いつも「NO」と言っていると、
「お前はNOばかり言うな!」
と、えかきがカンカンになるので……(笑)。
はい、はい。
たまには「SI」でもよかろう。
1956年の日本の家族
『雑居家族』は、1956年に公開された白黒映画です。
戦前、戦後の日本の暮らしを知らない、
それでも、映画を見ていると、
「昔の日本では、
と、なんとなく分かるような気がしました。
物が十分にある時代ではありません。
生活は決して楽ではない。
それでも、他人の子どもを引き取り、育てていく夫婦がいます。
血のつながった子どもではありません。
それでも、その子どもたちのおかげで幸せだと感じている。
その気持ちは、とても複雑で、そして温かいものに感じました。
「人を信じることは悪いことではない」
映画の中では、お金を借りに来る人もいます。
人のお金にまで手をつけてしまう場面もあり、
「これはちょっと……」
と思うところもあります。
それなのに、なぜか腹立たしくならない。
今の世の中の詐欺とは、何か違うように感じます。
そこには、どこか人間らしさや愛情があるからでしょうか。
「人を信じることは悪いことではない」
そんな思いが、映画の中から静かに伝わってくるようでした。
そして、
「親に見放された子はかわいそう」
という言葉も心に残りました。

家族って何だろう
『雑居家族』を見ていると、
家族とは、血がつながっていることだけではないのかもしれない。
そんなことを考えます。
一緒に暮らし、
心配したり、
腹を立てたり、
助けたり、助けられたり。
そういう毎日の積み重ねが、家族になっていくのかもしれません。
大変な生活の中にも、どこかほのぼのとした時間が流れている。
70年前の映画なのに、
見終わって、
「これは見てよかったね」
と思いました。
そして、もう一つ思ったこと。
たまには、えかきの言うことにも「YES」と言ってみよう。
いつも「NO」ではなく、
たまには「SI」。
そう思った、えかきのつまでした。

無為自然
最後に、ふと思い出した言葉があります。
無為自然(むいしぜん)。
あるがままに、自然に生きる。
無理をしすぎず、誰かと比べすぎず、
そのままの自分で生きていく。
そんなふうに生きることができたら、
それも、しあわせなのかもしれません。
1956年生まれの私が、
1956年の映画を見て、
70年という時間を少しだけ振り返った一日でした。

内部リンク




