ごみが溜まるほど、お金も溜まればいいのにと思うけれど

家の片づけをしていると、

「どうして、こんなに物は増えるのだろう」

と思うことがあります。

気をつけていても、
いつの間にか溜まっていく。

 

ごみは気づけば増えていくのに、
お金はなかなか残らない。

使わないもの。
もう必要ないもの。
捨てられないもの。

ごみは放っておくと、
どんどん増えていきます。

それなのに不思議なことに、
お金は、ごみのようには溜まってくれません。

もし、ごみ袋がいっぱいになるように、
お金も自然に増えていったなら、
世の中の人は誰も苦労しないのでしょう。

でも実際は、
お金は簡単には残らない。

入ってきても、
必要なものへ消えていく。

生活。
子ども。
病気。
家賃。
食費。

 

生きているだけで、
お金は静かに流れていきます。

生きているだけで、
お金は静かに流れていきます。

だから人は、
少しでも安心したくて、
溜めようとするのでしょう。

でも時々思うのです。

お金も、
物も、
溜め込みすぎると、
心まで重くなるのではないかと。

 

笑いながら食卓を囲めた記憶のほうが、
今も心に残っています。

貧しかった頃、
我が家には何もありませんでした。

でも、
笑い声だけはありました。

父は畑で採れたキクラゲを見て、
「畑の肉だ」
と笑っていました。

今思えば、
あれは貧しさをごまかすためではなく、
家族を明るくしたかったのでしょう。

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たくさん持っていることより、
笑って食卓を囲めること。

それが、

本当の豊かさなのかもしれません。

 

投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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