家には
アルバムの棚があります。

何冊のアルバムかしら?私の宝物です
長い年月の写真が
箱やアルバムに入って
ぎっしり並んでいます。
ある日、
その棚を少し整理しようと思いました。
古い箱を一つ取り出して
アルバムを開くと
そこに
優二の写真がありました。
三輪車のようなものに乗って
こちらを見ています。
まだ三歳くらいの頃。
場所は
アルゼンチンのオベラ。

両親と優二
オベラにて
https://donkenart.com/the-sound-of-the-rain-lingers-on-my-body-and-for-some-reason-my-heart-feels-like-its-about-to-burst/
写真を見ていると
不思議な気持ちになります。
あの頃の時間が
そこに残っているような気がするのです。
写真の中の優二は
今でも三歳のまま。
アルバムというのは
家族の時間を
そっとしまっておく箱のようなものだと思います。
棚にアルバムを戻しながら
そんなことを思いました。

もうなくなっている橋、おじいちゃんと優二、桐原にて
https://ekakinotsuma.com/the-afternoon-i-didnt-know/
-
アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。
19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。
会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。
しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。
人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。
喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。
そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
“The Painter’s Wife”
小川(松ノ下)マリアイネス 拝