若く見える理由——海苔一筋で生きた人を見て思ったこと

 

 

 

ある日、ひとりの職人さんの話を聞きました。

 

海苔づくり一筋で生きてきた人です。

 

長い年月、同じ仕事を続けてきたその姿は、

とても静かで、でも力強く感じられました。

 

「最後の挑戦」

そんな言葉が似合うような、

まっすぐな生き方でした。

 

ふと気づいたのは、

その方がとても若く見えたことです。

 

年齢を聞けば驚くほどなのに、

顔つきも、目の奥も、どこか軽やかでした。

 

どうしてだろう、と考えました。

 

きっと、

無理に若く見せているのではなく、

 

「生き方」がそのまま顔に出ているのだと思います。

 

ひとつのことを続けること。

 

簡単なようで、

本当はとても難しいことです。

 

途中でやめたくなる日もあるし、

迷うことも、投げ出したくなることもある。

 

それでも続けてきた時間は、

その人の中に、しっかりと残っていく。

 

そしてそれが、

表情や雰囲気になって現れるのかもしれません。

 

私は、えかきのことを思い出しました。

 

毎日、絵を描いています。

 

売れる日もあれば、そうでない日もある。

 

それでも描き続けています。

 

それが当たり前のようでいて、

実はとてもすごいことなのだと、

 

あらためて思いました。

 

若さというのは、

年齢ではなく、

 

どう生きているか、なのかもしれません。

 

あの職人さんの姿を見て、

そんなことを静かに感じた一日でした。

 

投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。
    19歳でえかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚して来年には金婚式を迎えます。お勤めの方たちの妻とは違いまして金銭的には色々あった人生です。しあわせだったか、しあわせでなかったかはあの世へ行く瞬間にしか分からないと母親がいってました。
    価値観は個々違いますが、自分ではしあわせだと思っております。
    喧嘩を一回もしたことのないご夫婦も存在しますが、私たちは毎日のように京都育ちのえかきとは意見は合わずその違いで議論になることは多々あります。
    このような絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いします

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス拝

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