しあわせって何だろう|母の言葉と人生を振り返って思うこと

しあわせって何だろう?
「しあわせとは何ですか?」
そう聞かれて、
お金があること。
健康でいること。
家族がいること。
好きな仕事ができること。
どれも幸せの形ですが、人によって答えは違います。
だからこそ、幸せには一つの正解がないのだと思います。

母が残した言葉
母が生きていた頃、よくこんなことを言っていました。
「人間は、死ぬ瞬間にしか幸せだったかどうかはわからない。」
子どもの頃には意味がよくわかりませんでした。
けれど歳を重ねた今、その言葉を何度も思い出します。
母は幸せだったのだろうか。
父も幸せだったのだろうか。

最後まで見送った母
母は亡くなる数時間前、とても苦しそうに
「窓を開けて!」
と何度も言いました。
息をすることさえ苦しかったのでしょう。
それでも最後は、まるで眠るように静かに息を引き取りました。
私はその瞬間まで母と一緒にいました。
あの日のことは、今でも忘れることができません。
父は遠いアルゼンチンで旅立った
父とは最後に会うことができませんでした。
突然の別れでした。
アルゼンチンは日本から遠く離れています。
子どもの頃、
「ここを掘れば日本につながっている。」
と父が笑って話してくれたことを今でも覚えています。
父は日本を恋しく思ったことがあったのではないか。
そんなことを時々考えます。

幸せは心の中にある
私は最近思うのです。
幸せも、不幸せも、
誰かを喜ばせることができた日。
手料理を「おいしい」と言ってもらえた日。
誰かが笑顔になってくれた日。
そんな日は、自分まで嬉しくなります。
幸せとは、心が満たされることなのかもしれません。
そして、平和な毎日を過ごせることも、大きな幸せです。
世界の幸福度ランキング
毎年発表される世界幸福度ランキングでは、
例えばフィンランドでは、
- 豊かな自然
- おいしい食事
- 湖のある暮らし
- 人と人がつながるサウナ文化
などが、人々の幸福感につながっていると言われています。
一方で、ランキングだけでは測れない幸せもあるでしょう。
数字では表せない家族との時間や、人との温かいつながりも、
ブータンが教えてくれること
かつて「幸せの国」として知られたブータンでは、
「足るを知る。」
この言葉には、
私たちは幸せなのだろうか
日本は豊かな国です。
けれど、物が増えるほど心まで満たされるとは限りません。
家族を思いやること。
友人を大切にすること。
支え合いながら生きること。
そんな何気ない毎日の中に、
フランクルの言葉
心理学者 ヴィクトール・フランクル は、こんな言葉を残しています。
「幸福は、それを直接求めて得られるものではない。
私はこの言葉が好きです。
幸せを追いかけるより、
今日一日を大切に生きる。
誰かを少しでも笑顔にする。
その積み重ねが、人生の終わりに
「幸せな人生だった。」
と思えることにつながるのかもしれません。


内部リンク


