前向きでいようが苦しかった頃|人には合う空気がある

「前向きでいよう」

そんな言葉を聞くたびに、
少し疲れてしまった時期がありました。

 

明るさが悪いわけではない。

もちろん、
明るい言葉が悪いわけではありません。

前向きな人に救われたことも、
何度もあります。

 

人には、
それぞれ合う空気がありますね。

でも、
心が弱っている時には、
その明るさがまぶしすぎることもありました。

「頑張れば大丈夫」
「気持ち次第」
「笑っていればなんとかなる」

その言葉に、
余計に苦しくなってしまう日もありました。

きっと、
人にはそれぞれ合う空気があります。

静かな場所が落ち着く人もいれば、
にぎやかな場所で元気になる人もいる。

強い言葉に励まされる人もいれば、
そっとしておいてほしい人もいます。

 

静かな時間に救われる日もある。

だから、
無理に誰かに合わせなくてもいいのだと思うのです。

昔の私は、
「前向きでいなければいけない」
と思っていました。

でも今は、

悲しい日は悲しいままでもいいし、
疲れた日は立ち止まってもいい。

そう思えるようになりました。

明るくなれない日があっても、
人として駄目になるわけではありません。

大切なのは、
自分が少し安心できる空気を見つけること。

 

無理をして笑うより、
静かにお茶を飲める時間のほうが、
心を助けてくれる日もあります。

人との距離も、
言葉との距離も、
きっとそれぞれでいいのでしょうね。

 

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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