台風のあとに知った自然の力|当たり前の日常は当たり前ではなかった

「台風のあとは海がいい!!!」

台風が過ぎ去ったあとに見た景色

ある朝、出勤前に一本の電話が入りました。

「今日は仕事はありません。」

理由は台風による強風。

海のレジャー施設ですから、休園になるのは当然です。

その日は深く考えることもなく、自宅で過ごしました。

翌日、仕事へ向かうと、想像していた以上の光景が待っていました。

 

 

 


自然の力の大きさに言葉を失う

画廊喫茶テレレでは、少し風が強かった程度でした。

そのため、いつものような気持ちでシーパーク大浜へ向かったのですが…。

入口には休園の張り紙。

中へ入ると、思わず目を閉じたくなるほどの光景が広がっていました。

普段は美しく見える芝生には、ごみや折れた枝、葉が散乱しています。

遠くには因島大橋が変わらず美しく見えているのに、足元はまるで別世界でした。

パラソルや椅子は倒れ、グランピングテントは破れ、大きな被害を受けていました。

自然の力の前では、人は本当に小さな存在なのだと実感しました。

 

 


みんなで力を合わせて復旧作業

男性スタッフは傷んだテントを張り替え、

私たちは清掃や寝具の天日干しなど、それぞれの持ち場で作業を進めました。

私は園内でカートを運転しながら仕事をしていました。

その時ふと、子どもたちが小さかった頃、京都の交通公園で一緒に遊んだ思い出がよみがえりました。

懐かしい時間が心を温かくしてくれます。

 

 


お客様の笑顔のために

一日中みんなで力を合わせた結果、

翌日には通常どおり開園できるまで復旧することができました。

楽しみに来られるお客様を迎えるために、多くの人が見えないところで汗を流しています。

どんな仕事にも苦労はあります。

大きな会社でも、小さなお店でも同じです。

特にサービス業は、お客様の笑顔を見るために、多くの準備があるのだと改めて感じました。

 

 


「仕合わせ」という言葉

自然には逆らえません。

だからこそ、今日も元気に働けること、生きていることに感謝したくなります。

生きているからこそ初めての経験ができ、

その一つひとつが人生の宝物になっていくのでしょう。

遊びに来られた方が、

「今日は楽しかった」

「幸せだった」

そう感じて帰っていただけたら、私まで幸せになります。

「幸せ」は心が満たされた状態。

そして昔から「仕合わせ」とも書きます。

良い出来事も、思いがけない出来事も、すべて巡り合わせ。

どんな経験も「おかげさま」と受け止めながら歩んでいきたいと思います。

 

 


台風のあとの海は美しい

台風が過ぎると、雨雲が消え、青空が広がります。

やっぱり海は晴れの日が一番。

自然の怖さを知ったからこそ、その美しさもより深く感じられるのです。

今日という一日に感謝しながら、また海を眺めたいと思います。

 

 

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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