『Michael』を観て考えたこと。才能と教育、そして愛

才能とは何か。 教育とは何か。 そして、本当の幸せとは何か。

えかきのつまは、昔からエルヴィス・プレスリーの大ファンである。

マイケル・ジャクソンは私より二歳年下の戌年生まれだそうですが、これまで特別なファンというわけではなかった。

ただ、エルヴィスの娘と結婚していたこともあり、少し興味はあった。

有名になればなるほど、事実も噂も入り交じって報道される。

 

世界に裏切られた天使

 

マイケルは神と崇められる一方で

彼は世界からあまりにも

不当な扱いを受けていました。

練習中の事故で鼻を

骨折して手術

その後の手術はすべて

呼吸や発音を助けるための修復が

目的でした。

 

メディアは整形依存所だ。

自分の顔を嫌っていると

噂を書き立てました。

 

悲劇的だったのは肌の色に関する

議論です。

彼の肌が白くなったのは

漂白ではなく重度の

「尋常性斑」「じんじょうせいはくはん」が原因。

 

 

本当の姿はなかなか見えてこない

そんな時、次男のヒトシが、

「とてもいい映画だから、機会があればぜひ観て。」

と勧めてくれた。

主人は興味がないと言うので、一人で映画館へ向かった。

 

 


私は音楽映画が大好きだ。

マイケルの歌声は独特で、一度聴けば忘れられない。

そして何より驚いたのはダンスだった。

「ロボットのよう」と言うと失礼かもしれない。

けれど、人間とは思えないほど滑らかで正確な動き。

真似をしようと思っても到底できない。

ただただ見惚れてしまった。

二時間ほどの上映時間だったが、本当にあっという間だった。

「もう終わってしまうの?」

そう感じた映画は久しぶりだった。

 

 


しかし私が心に残ったのは、世界的スターとしてのマイケルではない。

一人の人間としてのマイケルだった。

幼い頃から厳格な父親のもとで育ち、反抗することも許されず、思うように生きられない。

映画では、父親の言うことを聞かなければ皮のベルトで叩かれる場面も描かれていた。

その姿を見ていて胸が痛くなった。

世界一とも言われる才能は、こうした厳しい教育の中で育ったのかもしれない。

けれど私は、スパルタ教育が良いとはどうしても思えない。

もちろん努力や厳しさは必要なのだろう。

しかし、子どもらしく笑ったり遊んだりする時間も、同じくらい大切ではないだろうか。

才能を伸ばすことと、幸せに生きること。

その両方を手に入れることは、本当に難しいのかもしれない。

映画を観ながら、そんなことを何度も考えた。

 

 


マイケルは動物を愛し、キリンやチンパンジーなどと暮らしていた。

そして、

「子どもの持つ純粋な創造性こそが人類と地球を救う。」

そんな信念を持ち、無条件の愛と平和を願い、人のために生きようとしていたという。

幼い頃に厳しさを経験したからこそ、子どもたちの笑顔を誰よりも大切にしたかったのではないか。

そんな気もした。

 

 

 

 


私が大好きなエルヴィス・プレスリーは43歳で亡くなった。

マイケル・ジャクソンは50歳。

二人とも、あまりにも早すぎる人生だった。

だからこそ今も世界中で愛され、歌い継がれているのだろう。

私は映画館を出たあと、しばらく言葉が出なかった。

感動とは、無理に言葉にしようとするものではない。

心の中で静かに広がっていくものなのだと、改めて感じた。

 

 

 

 

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。
    19歳でえかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚して来年には金婚式を迎えます。お勤めの方たちの妻とは違いまして金銭的には色々あった人生です。しあわせだったか、しあわせでなかったかはあの世へ行く瞬間にしか分からないと母親がいってました。
    価値観は個々違いますが、自分ではしあわせだと思っております。
    喧嘩を一回もしたことのないご夫婦も存在しますが、私たちは毎日のように京都育ちのえかきとは意見は合わずその違いで議論になることは多々あります。
    このような絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いします

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス拝

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