「孫は目の中に入れても痛くない。でも同居していないなら『来て嬉し、帰って嬉し』」

助産院で立ち会った孫の誕生。祖母になった日の忘れられない思い出

 

 

陶芸家の友人と長電話をしていた時のことです。

話題が孫になると、「世の中のじいじ、ばあばは孫の話ばかりで、聞く方はうんざりする」と笑われました。

さらに、

「責任がないから孫はかわいいんだよ。」

とも。

確かにそうかもしれません。

それでも、初めて孫が生まれたあの日のことは、今でも昨日のことのように思い出します。

 

助産院では、もう一つ初めての経験がありました。

胎盤を食べてみませんか、と勧められたのです。

周りの人に話すと皆さん驚かれますが、私は興味津々。

一口いただくと、思ったよりコリコリした食感でした。

助産師さんからは「わさびを付けるともっとおいしいですよ」と言われましたが、

私なら日本酒の方が合うかな、と今でも笑い話になっています。

 

 

 


赤ちゃんは長いトンネルをくぐり、この世にやって来ます。

その瞬間に立ち会えることは、誰にでも巡ってくるご縁ではありません。

命が誕生する瞬間は、何度思い返しても神秘的で、感謝しかありません。

 

 


 

 

今では娘家族とは別々に暮らしています。

車で十分ほどの距離ですが、会うたびに二人は少しずつ大きくなっています。

 

「ばあば、縄跳びで一番になった!」

そんな報告を聞くだけで、こちらまで笑顔になります。

 

学校では楽しいこともあれば、悲しいこともあるでしょう。

 

それでも私は、いつも伝えています。

 

「どんなことがあっても、ばあばはあなたの味方だよ。」

 

嘉琳も、この春小学校へ入学した嘉純も、

仲良くけんかをしながら少しずつ成長しています。

 

強く、そして優しく。

 

自分らしく、のんびり人生を歩いてほしい。

 

それが、ばあばの一番の願いです。

 

 

内部リンク

「親が育てたように子は育つ」

 

「父と街を歩いた思い出」

 

「画廊喫茶テレレの由来」

 

「故郷は日本?アルゼンチン?」

 

「干支と家族の話」

 

 

 

 

投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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