2026年ワールドカップが終わった|15歳に戻ったような39日間

『15歳に戻ったような39日間』

サッカー場で試合を観戦したことはない。

普段からサッカーを見ているわけでもない。

それでも今回のワールドカップは違いました。

DAZNで放送された試合を、時間に関係なくほとんど見てしまったのです。

アルゼンチン生まれ育ちの私は、もちろん一番にアルゼンチンを応援します。

そして二番目は日本。

日本の皆さん、ごめんなさい。

やはり生まれ育った国への思いは特別です。

 

 

 


今回、自分でも不思議に思ったことがあります。

私は、いつも世間の評価とは別のチームを応援しているのです。

なぜだろう。

ハンサムな選手がいるからでもない。

華麗なプレーに惹かれるからでもない。

自分でも理由はよく分かりません。

ただ、そのチームに不思議な魅力を感じるのです。

気がつけば試合の行方に引き込まれ、選手たちの動きに目を奪われています。

 

 

 


なぜルールも詳しくないのに見てしまうのだろう。

それはきっと、勝ち負けだけではない何かがあるからだと思います。

一生懸命にプレーする姿。

その一瞬にすべてを懸ける思い。

選手一人ひとりの人生や努力が、言葉がなくても伝わってくる気がするのです。

人が何かに向き合い、挑戦し続ける姿を見るのは楽しい。

サッカーに詳しくなくても、心が動く瞬間があります。

ワールドカップには、そんな力があるのかもしれません。

 

 

 


アルゼンチンが勝ち進むたびに、本国の盛り上がりは想像を超えていました。

世界中にいるアルゼンチン人たちも同じです。

決勝戦を前に、ニューヨークでは多くのアルゼンチン人が集まり、まるでホームゲームのような熱気に包まれていました。

国を離れていても、心はひとつになる。

ワールドカップにはそんな不思議な力があります。

 

 

New York

 

 

 


決勝戦はアルゼンチン対スペイン。

結果はスペインの優勝でした。

もちろん、応援しているチームが勝てばうれしい。

でも、勝つチームがあれば負けるチームもある。

それがスポーツです。

だからこそ感動が生まれるのでしょう。

 

 

 


39日間。

ハラハラし、ドキドキし、

時には大喜びし、

時にはがっかりもしました。

それでも私は、久しぶりに15歳の頃へ戻ったような気持ちになりました。

何もかも忘れて、一つのことに夢中になれた39日間。

そんな時間を与えてくれたワールドカップと、すべての選手たちにありがとうと伝えたい。

そして4年後のワールドカップを楽しみに、

それまで元気でいられるよう、

今日という一日を大切に生きていこうと思います。

 

 

 

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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