今日は無口だった日――言葉にしなかった時間

今日は、あまり話さなかった。

 

自分でも少し驚くくらい、

 

静かな一日だった。

 

12歳のつまを描いた水墨画

 

私は、もともと無口な人間でした。

 

人と話すのが得意ではなく、

自分のことをうまく伝えることもできませんでした。

 

でも今、こうして言葉にしている自分がいます。

 

結婚する前の私は、

どちらかといえば静かで、

自分の中に閉じこもるようなところがありました。

 

言いたいことがあっても、

うまく言葉にならない。

 

そんな時間が多かったように思います。

 

そんな私のそばにいたのが、

絵を描く人でした。

 

多くを語る人ではないけれど、

不思議と、その人のそばにいると

安心できたのです。

 

言葉がなくても、

何かが通じているような感覚でした。

 

気がつけば、

少しずつ自分の中で変化が起きていました。

 

無理に話そうとしなくてもいい。

 

そのままでいいと思えたとき、

言葉が自然に出てくるようになったのです。

 

旦那次第で変わる、というよりも、

旦那のそばにいたからこそ

変われたのかもしれません。

 

今こうして文章を書いていることも、

昔の自分からすれば

考えられなかったことです。

 

人は大きく変わるわけではなくても、

誰かとの出会いで、

少しずつ変わっていくのだと思います。

 

言葉が少ない日も、

こうして一日は過ぎていく。

 

それだけで、

いい日だったのかもしれない。

 

 

 

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そしてそのはじまりは、

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ては、

こちらにまとめています。

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投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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