アルゼンチンで出会い、えかきと結婚した話①

 

まさか自分が、アルゼンチンで結婚することになるとは思っていませんでした。

しかも相手は、絵を描いて生きている人。

あの頃の私は、ただ毎日を生きることに精一杯で、

未来のことなんて、ほとんど考えていなかったのです。

 

アルゼンチンでの暮らしは、決して楽なものではありませんでした。

言葉の違い、文化の違い、

そして何よりも、生活そのものの大変さ。

それでも、その土地には人の温かさがありました。

 

 

そんな中で出会ったのが、今の夫です。

最初は「絵を描く人」という印象だけでした。

特別に裕福でもなく、

むしろどこか不器用で、まっすぐな人。

でも、その姿がなぜか心に残ったのです。

 

ブエノスアイレス動物園にて

 

 

絵を描くということは、簡単な道ではありません。

安定しているわけでもなく、

将来が約束されているわけでもない。

それでも彼は、迷いなくその道を選んでいました。

 

 

私はというと、

そんな生き方を理解していたわけではありません。

ただ、「この人といると不思議と安心する」

そんな気持ちがありました。

 

気がつけば、

一緒に生きていくことを選んでいました。

それが結婚でした。

 

 

 

まとめ

 

振り返ると、特別な決断をしたというよりも、

自然な流れの中にいたように思います。

アルゼンチンという遠い場所で出会い、

絵描きと結婚したこと。

それは今の私の人生の、すべての始まりです。

 

👉

アルゼンチンでえかきと結婚②はこちらに書いています。

 

 

👉絵描きと暮らす日々については、こちらで書いています

投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

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