覚えておくと一生役立つ「もやい結び」|漁師に学んだ便利なロープの結び方

漁師さんの知恵は暮らしにも生きる

覚えておくと一生役立つ「もやい結び」

 

「もやい結び」を初めて知ったのは、海苔の仕事で漁師さんたちと一緒に働くようになってからでした。

もやい結びは、船を係留するときによく使われる結び方です。

船を杭などにつなぎ留めることを「舫う(もやう)」と言い、そのための結び方なので「もやい結び」と呼ばれています。

船を固定するための結び方だけあって、とても丈夫。それでいて、強い力がかかった後でも簡単にほどけるのが大きな特徴です。

最初は「漁師さんだけが使う結び方」だと思っていました。

ところが実際には、思いもよらないところで活躍していました。

 

 

キャンプでも大活躍

 

仕事でグランピング用のテント設営を手伝ったときのことです。

その場でも使われていたのが、もやい結びでした。

テントやタープを張るときは、ロープをしっかり固定しながらも、撤収するときには簡単にほどけることが重要です。

もやい結びは、強く引っ張っても輪の大きさが変わらず、しっかり固定できます。

だからキャンプやアウトドアでも、多くの人に愛用されているそうです。

愛犬とキャンプへ行くときも、木につないでおけば元気いっぱいの犬でも安心。

漁師さんだけの知恵ではなく、暮らしの中でも役立つ万能の結び方なのだと実感しました。

 

 


仲間に教えてもらった「もやい結び」の手順

1.ロープを木に時計回りで巻きます。

 

 

右利きの場合は、左側に約20cmほど先端を残します。

 

 

左手で小さな輪を作ります。

 

 

このとき輪が交差する「バッテン」の位置が重要です。左手人差し指の上側にロープがくるようにすると成功しやすくなります。

 

  1. 短いロープの先端を、輪の下から上へ通します。

 

 

  1. そのまま長いロープの下をくぐらせます。

  1. 最後に最初の輪へ上から通します。

  1. 長いロープと短いロープをそれぞれ引っ張れば完成です。

ほどくときも簡単です。

長いロープを上へ、短いロープを下へ動かせば、力を入れなくてもスッとほどけます。

キャンプでは「しっかり固定できて、すぐにほどける」。

この両方を満たしてくれるのが、もやい結びの魅力です。

 

 


漁師さんの知恵は暮らしにも生きる

漁師さんの技術は、海だけで役立つものではありません。

日常生活やキャンプ、防災、DIYなど、さまざまな場面で活躍します。

一つ覚えておくだけで、一生役に立つ技術もあります。

もやい結びは、その代表ではないでしょうか。

私も仲間に教えてもらって以来、「知っていて良かった」と思う場面が何度もありました。

覚えておくと、きっと得した気分になりますよ。

 

内部リンク

 

海苔工場で働いて初めて知ったこと

 

漁師さんから学んだ仕事の記事

 

弁慶丸の記事

 

グランピングや海での仕事の記事

投稿者

  • mary

    アルゼンチン生まれ育ちの日系二世の小川(松ノ下)マリアイネスです。

    19歳で、えかきの小川憲一豊実(おがわけんいちほうじつ)と結婚し、今年、金婚式を迎えました。

    会社勤めの方のご家庭とは違い、金銭的にはいろいろあった人生です。

    しあわせだったか、しあわせでなかったかは、あの世へ行く瞬間にしか分からない――と、母が言っていました。

    人それぞれ価値観は違いますが、私は自分ではしあわせだったと思っています。

    喧嘩を一度もしたことのないご夫婦もいらっしゃるでしょうが、私たちは毎日のように、京都育ちのえかきとは意見が合わず、その違いから議論になることも多々あります。

    そんな絵描きの妻ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

    “The Painter’s Wife”

    小川(松ノ下)マリアイネス 拝

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です